まいど、ワシや、たま。
哲学者ハイデガーが「道具は使われて初めてその本質を現す」的なことを言うてたはずやけど(正確な出典は知らんから、興味あったら各自調べてほしい)、今日の話はまさにコレや。オトンが最近、キャンプ道具に「斧」を加えよった。ワシは最初「また要らんもん増やしよって」と冷ややかに見とったんやけど、実際に使うところを観察したら、なかなか奥が深い道具やった。
そもそも、なんで斧が要るんや
うちのキャンプは薪を毎回買うんやなくて、現地で拾った枝や倒木を処理して燃料にするスタイルが多い。焚き火台の記事でも書いたけど、オトンは焚き火に関しては失敗を重ねながら道具を揃えてきたタイプで、今回の斧もその延長線上にある。
拾ってきた枝や倒木って、そのまま焚き火台にくべるにはサイズが合わんことがほとんどや。太すぎる、長すぎる、そもそも湿ってて燃えにくい。ここを整えるために、斧が新しい相棒として加わったわけや。
倒木処理は「ノコギリ→斧」の二段階作業
観察しとって分かったんやけど、倒木処理は斧だけで完結させるもんやなかった。まずノコギリで倒木から余分な枝を切り落として、扱いやすい状態に整える。そこから斧の出番になる、という順番や。
枝を切り落とす作業は、斧でやろうとすると変な角度からの一撃になって危ないし、そもそも枝は繊維の向きがバラバラで斧の刃が滑りやすい。ノコギリで一本ずつ着実に切り落としていく方が、結果的に安全でスピードも早い。オトンいわく「ノコギリは形を整える係、斧は割る係」で完全に役割が分かれとるらしい。
ワシが見た「斧を振るうオトン」の図
正直、これがなかなか見ものやった。最初の一振りは全然刃が入らんくて、オトンが「あれ、こんな難しいんか」と半分驚いた顔しとったのを、ワシはこっそり岩の上から観察しとった。
倒木を処理するコツは、力任せに振り下ろすことやなくて、木の繊維の向きを見極めて、同じ場所を狙って何度か刃を入れることらしい。オトンも最初は全然的が定まらんくて、あちこちに斧の跡だけ残る不格好な倒木を量産しとった。せやけど何本かこなすうちに、だんだんコツを掴んできて、最後の方は思ったよりリズムよく処理できるようになってきた。
斧・ノコギリ、実際どんな場面で活躍しとるか
- 倒木から枝を切り落とす時:ノコギリで一本ずつ着実に処理
- 拾った枝が太すぎる時:焚き火台に入るサイズまで斧で割る
- 処理した倒木を持ち運べる長さにする時:ノコギリで長さを整える
- 湿った表面を剥がす時:斧の刃で表面を薄く削ると、中の乾いた部分が出てきて着火しやすくなる
特に最後の「湿った表面を削る」使い方は、ワシも見てて「へぇ、そんな使い方もあるんか」と感心した。雨上がりのキャンプで薪が湿っとる時、この一手間があるかないかで焚き火の付きやすさが全然違うらしい。
力仕事としての斧、正直ナメとった
道具として見た目はシンプルなんやけど、実際に使う場面は思ったより体力を使う作業や。オトンも最初の数本で息が上がっとって、「これ、思ったより疲れるな」とボヤいとった。倒木処理は一気にやろうとせず、休憩を挟みながら少しずつ進めるのがコツみたいや。
ワシからしたら、そもそも寝転がっとけば暖かい場所は見つかるもんやけど、人間はわざわざこうやって手間をかけて火を育てようとする。その様子を眺めとるのが、実はキャンプの中でも結構好きな時間やったりする。
斧を使う時の注意点(オトンが学んだこと)
- 周囲に人がおらんことを確認してから振る:当たり前やけど、意外と忘れがちらしい
- 足元は不安定な場所を避ける:ぬかるみや斜面で振ると、力の入り方が安定せんかった
- 無理に一発で割ろうとしない:同じ箇所に何度か刃を入れる方が、結果的に早く割れる
道具まわりの他のラインナップは、キャンプ用クッカーセット・ケトルの選び方やキャンプ初心者が最初に揃えるべき道具リスト決定版にもまとめとるから、興味あればそっちも覗いてみてな。
まとめ:斧とノコギリは「拾って燃やす」スタイルの必需品やった
薪を毎回買うんやなくて、現地調達で焚き火を組み立てるスタイルには、ノコギリで形を整えて、斧で割るという二段構えがほぼ必須やと今回オトンの様子を見てて思った。最初は力任せで空振りばっかりやったけど、コツを掴んでからは倒木処理のスピードも仕上がりも段違いになっとった。
ワシは今後も、岩の上からこの成長っぷりをじっくり観察させてもらうつもりや。次にオトンが薪割りで転んだりせんか、ワシがちゃんと見張っとかなあかんしな。。

コメント