猫、滝の下で悟る。~箕面の滝、サクッとドライブ&ウォーキング~

ウォーキング

まいど、ワシや。

今回は肩肘張らんサクッと回や。大阪から気軽に行ける箕面(みのお)の滝まで、ドライブがてらちょっと歩いてきた。

「今日はどこ行くん」って聞いたら、オトンが「箕面。近いし、歩くだけやし」言うて、荷物もろくに積まんまま出発した。キャンプ道具フル装備の遠征と違って、こういう「思い立ったら即行動」な軽さも、たまにはええもんやな。

駐車場から歩くこと数十分、木々のトンネルをくぐった先に、ドーンとこの景色や。

高さ33mから一直線に落ちてくる水の筋。轟音というほどでもない、でも静かすぎるわけでもない、絶妙な水の音が谷にこだましとった。老子は「上善は水の若し」って言うたらしい。一番の善とは水のようなものやと。高いとこから低いとこへ、逆らわず、まっすぐ落ちていく。この滝を見上げながら、なんや妙にその言葉が腑に落ちた。ワシは日頃、日向で丸まっとるだけで一切逆らわず生きとるから、案外もう悟りの境地におるんかもしれん。

滝壺の水は思ったより澄んどって、冬の澄んだ空気とよう合っとった。周りにおる観光客も、みんな同じように上を見上げて、しばらく無言になる。滝いうのはそういう不思議な力があるわ。何も言わんでも、勝手に人を黙らせる。

歩いた距離も短いし、たいした準備もいらん。せやのに、帰りの車の中でオトンが「なんか整った気がするな」ってボソッと言うてた。ワシに言わせりゃ、それは滝のおかげやのうて、単に運動不足のオトンがちょっと歩いてスッキリしただけやと思うけどな。

近場でこれだけの景色に出会えるんは、大阪に住んどる特権かもしれん。次に「どこか行きたいけど遠出はしんどい」って日があったら、また箕面、ありやな。

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